2021/03/02 11:13
はじめに
『OPPIAシリーズ』は小学校入学前のお子様をお持ちのお母さま、お父さま向けに作製したものです。
当初、主に小学校受験に向けた学習教材として開発されましたが、今では小学校受験をされないお子さまをお持ちのご家庭でもご活用いただいております。その理由は何なのか考えてみましょう。
お母さま方は教室での授業風景を見学することで、インストラクターがどのように指導するのかを学び、その後ご家庭で復習をされます。しかし、お子さまにとって、復習はあまり楽しいものではありません。教室で間違えたことはご家庭でも間違えることが多いからです。なぜそうなるのでしょう。この頃のお子さまは新しいことには大いに興味を示しますが、同じことを何度も繰り返すことは得意ではありません。ましてや、間違えてしまった分野の問題を何度も繰り返すことは苦痛でしかありません。間違った考え方を頭の中にインプットしてしまっていることも多いのです。ここで執拗に同じ類の問題ばかりをやっていると苦手意識を持ってしまって、子ども自身が、あるいはお母さまが「うちの子は図形が、数が苦手なんだわ。」と間違った認識をしてしまいがちです。そもそも、時間が足りなくて、復習する時間さえ取れないこともあります。そこで、ご家庭で着実に発問(何を聞かれているのか)を理解し、その解き方を身に付けることが大切になってくるのです。
OPPIAシリーズは発問の仕方に工夫をすることで解き方を自然と身に付けられるようにしました。指導が初めてのお母さま、お父さまにもわかりやすい指導書または指導のポイントをお付けしております。これらは従来の問題集にはあまりみられなかったことです。名称等は1度では覚えられないこともありますが、上手に導いてあげれば、発問の理解とその解き方は1度で身に付けることが出来るのです。
OPPIAシリーズを活用され、楽しんで学習に励まれますことが、開発者の最も望むところです。
【対象】
対象年齢は、特に限定をしておりません。『総合問題』・『お話の記憶』はVol1よりVol24のように数字が大きい方が難しくなっていますがその他の大部分の分野教材に関しましては、お子さまの持たれている興味・関心に合わせるなど、お子様の成長具合に合わせてご使用ください。
【学習内容】&【指導方法】 数・図形・言葉 - 3つの柱 -
小学校入学までに、習得すべき学習内容を、出来るだけ分かりやすく、また、お母様、お父様には出来るだけ指導しやすいようにと編集しております。指導書は、繰り返し読み、指導方法をよく理解したうえで問題に取り組んでください。指導者の理解が曖昧なままでは、発問の狙いがお子さまに伝わりません。答え合わせはこまめにしてください。まとめてすることは控えてください。
答え合わせをしてみて、答えが合っていたからよかった、間違っていたから駄目だったで済ませるのではなく、お子さまが本当に理解しているのかどうか、また、どうして間違ってしまったのかを把握して、次に同じタイプの問題が出た時、正しく答えられるように、また、同じ間違いを繰り返さないようにすることが大事です。言い換えれば、答え合わせは理解を定着させるためのチャンスだということです。間違った原因を必ず伝えてください。そのためにも指導方法を確実に身に付けてください。どうして間違ってしまったのかを分かりやすく説明するには指導書の理解が不可欠だからです。答え合わせをする時に間違いの原因を伝えることを忘れないでください。このような学習方法はいずれ習慣となります。習慣になれば、小学校に上がられてからも自然と継続していきますので、お母さま(お父さま)、お子さまともに是非身に付けていただきたいと思います。
【オリジナルデザイン】
ペーパー、イラスト、工作キットに至るまで、すべて当ショップのオリジナルとなっております。
【工作・カード・パズル】
基本的にはペーパーを使った学習になりますが、内容により、副教材(図形パズル・季節カード・工作キット等)を併用し学習を深めることもできます。
【指運動】
副教材を使用するのは、頭の中でだけでは理解が定着しづらい分野があることや、指運動によりバランスよく知能を高めることができると考えるからです。